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小林朝夫氏のビジネスモデルと消費者心理について(1)

東日本大震災で多くの人々が地震、津波および環境問題(放射能)について
関心が高まっている。

今回は地震についての予測、予報情報を発信して多数の支持を受けている
小林朝夫氏のビジネスモデルについての一考察していく。
また当ビジネスが成立するには、消費者心理に影響を与えうる現象について
も触れておきたい。

※小林氏の発信する情報について賛否両論あるだろうが、私はあくまでも
消費者がどの様な心理過程を経ているのか、どの様なマーケティング手法
を彼もしくは彼らが用いたのかが興味の対象になる事を留意していただきたい。


まず小林朝夫氏についての情報はウィキペディアにて確認して頂きたい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%9C%9D%E5%A4%AB

小林氏はツイッター、ブログで地震予測や原発状況などの情報を発信している。
(しかしツイッターは4月の上旬に更新が無くなった)

小林氏の地震予測手法は明らかにされていないが、科学的な予測と超能力
(?)によるものが考えられるが、彼の地震予測が忌わしい3/11の大地震と
の4/7の地震について予測が的中した(?)様で、ブログのアクセス数が急増
している。

本日(4/18)は小林氏のブログのアクセス数が急増に至る消費者(web閲覧者)
心理について記していく。


まず東日本大震災により地震予測情報の価値観が高まったことが挙げられる。

この地震予測情報の需要の増大するであろう心理的過程を説明すると、まず
A.H.Maslowが提唱した欲求段階説(1943)が挙げられる。

欲求段階仮説とは人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである
と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。5段階の階層
とは以下のような分類となる。

1. 生理的欲求(physiological need)
2. 安全の欲求(safety need)
3. 所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
4. 承認の欲求(esteem)
5. 自己実現の欲求(self actualization)


生理的欲求とは生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求で
あり、安全の欲求とは安全性(事故防止、保障の強固性、予測可能な秩序)を得よ
うとする欲求である意味である。

したがって今回の東日本大震災が与えうる欲求段階は「生理的欲求」ないし
「安全の欲求」であると考えられる。



また、McClelland.D.C (1976)によって提唱された欲求理論によれば人間の
動機は達成動機、権力動機、親和動機そして回避動機に分類される。
回避動機とは失敗や困難な状況を回避したいという動機であり、地震予報に
興味があるという認識はこの回避動機に分類されると考えられる。


以上の様な心理段階から地震予測情報についての関心ないし価値観が高ま
り、需要が増大した環境で小林氏の地震予測(3/11)が的中したと理解できる。
また、後日の地震予測(4/7)が的中(?)し、アクセス数が急増した。

連続的に的中した地震予測は閲覧者に対して、「熱い手の誤謬」というヒューリ
スティクスを引き起こす。(Burhs and Corpus 2004)

熱い手の誤謬とはランダム系列の誤認知であり、等確率であるにもかかわらず
連続的にある事象が発生すると、次回も同様な事象が発生すると予測してしま
う認知バイアスである。

いわゆる「波に乗っているから次も同じ事が起こる」といる事である。

この様に「熱い手の誤謬」の認知バイアスを受けた閲覧者(消費者)は小林氏に
対して過剰な信用・信頼を生み、問題解決能力がある小林氏を「欲求充足対象※1」
として認知したと推測される。


次回は欲求充足対象になったであろう小林氏がどの様な手法を用いて
アクセス数を上げたかを考察していく。




※1 欲求充足対象とは本能的欲求を満足させてくれる力があるという理由だけで
愛される対象を指す。
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